第28回「愛を伝えることはできるか」開催レポート+アンケート返信

■第27回福岡哲学カフェ開催しました。

 

こんにちは。運営のハナイです。

 2016年10月23日 第28回福岡哲学カフェ開催しました。
テーマは「愛を伝えることはできるか?」

 申し込みは16名、当日の参加者は合計14名で、そのうち男性6名、女性8名、初参加5名でした。

 「愛」をめぐる問いをもとに、恋愛や家族愛、人間愛など様々な意見や体験談などが錯綜する笑いあり涙ありの回となり、個人的にはいつもに増して対話の持つ出来事性が表れた良い回だったと思えました。

 

■アンケートへの返信

哲学カフェに参加いただいた方に匿名でのアンケート回答をお願いしています。
頂いたアンケートから今回の感想、批判、要望について可能な範囲でお応えしたいと思います。


(アンケ1)「参加して楽しめた、特に良かった、という点があればご自由にお書きください」

 

(回答1)個人の属性に関わらず、誰もが対等に発言できる仕組みになっていて話しやすかったです。

(回答2)普段話さないようなことについて、いろんな話を聞けるところ 

(回答3)いろんな世代のいろんな人がいて、言葉の一つ一つに重みがあり、考えることができた点。

(回答4)道筋が決まっているわけでなく自由に自然に進んでいった点や、背景をオープンにしすぎないので純粋にそこにいる個として参加できた点など。「対話」だなと感じた。

(回答5)居心地が良かったです。
世代も様々で、いろんな人たちの考えも聞けて楽しかったです。

(回答6)初参加でしたが安心して参加できるような色々な工夫がされていて楽しめました。

 

(アンケ2)「参加して楽しめなかった、改善してほしい、という点があればご自由にお書きください」

 

(回答1)ときどき、話が抽象的すぎて具体性に欠けていたと思う。でも、それはあえて個人のバックグラウンドを伏せているので仕方のないことなのだと思う。 

(回答2)そのフェーズの残された時間がわからなかった点。こういうことを話したい!という強い思いがある人がもしいたら聞いてみたかったが、もしかしたら時間切れで話せなかった人もいるのかもしれないので。自由に自然進むのも面白いけれど、限られた時間なのでできるだけ色んな話をしたいという気持ちもあり、時間が見えているとまた違った面白さが生まれるかもしれないと思った。

 

(運営)ご指摘ありがとうございます。今回ちょうど運営の中でもタイムスケジュールなど時間管理について問題提起があったところです。本当におっしゃる通りですね。参加者の皆さん各人が時間の区切りをわかっていればより気持ちを整理した対話が出来るように私も思います。今後の対応としては当日配布するプログラムの資料にタイムスケジュールを記載し、全体の時間の流れを共有できるようにすること。それと会場に時計がないのでこちらで全員が見やすいサイズの時計などを用意しテーブルに置くようにしたいと考えています。 

(回答3)改善して欲しいというわけではありませんが、理解できない意見があったことです。例えば、愛とイデオロギーを関係つけた意見。理解したかったけど、残念ながら対話の対象にならなかった(私が質問をすればよかったのですがね)

 

(運営)そうだったのですね。簡単には理解できない意見に出会えることはもどかしくもありますが、哲学や哲学カフェの醍醐味の一つかなと私は割とポジティブに捉えています。ただし、もし理解できないまま質問も出来ない、または質問をしづらくさせている問題がないかどうかは改めて反省してみたいと思います。哲学カフェはきちんと、わからなさと向き合う余裕のある場所でありたいと思いました。

 

哲学カフェ参加、そしてアンケートに回答いただいた皆さまありがとうございました!

次回は11月20日、テーマは「現実的とはどういうことか?」です。

参加申し込みお待ちしてます!