第32回「働くとは?」開催レポート

■第32回福岡哲学カフェ開催しました

こんにちは。運営のハナイです。
3月19日(日)第32回目の哲学カフェ開催しました。
テーマは「働くとは?」
当日の参加者は合計18名で、そのうち男性12名、女性6名、初参加7名でした。

 

また今月は全国的に哲学対話の活動をされているカフェフィロという団体の代表の方が参加してくださり、会後色々お話しすることができて良かったです。

カフェ性の話、哲学の持つ安全性の話、個人的な話と普遍性、場のローカル性の可能性などなど多くの刺激をいただきました。本当は今度から全国の哲学カフェ関係の方とお会いした時に、ゆっくり哲学カフェについて対談して、それを動画に収めて公開しようと考えていたんですが、今回は自分の準備不足で実現できませんでした。

 

■今月のホワイトボード
福岡哲学カフェでは対話を始める前と終わった後で、その時点でのテーマに対する考えを記入してもらってます。これは対話の前後で自分の考えがどう変化したかを確認、実感しやすくするためのプログラムとして設けてます。

画像は対話前の考え。
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これを元に対話をし、最後にもう一度別の紙に同じように考えを書いてもらいます。
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こういう風に変化しました

■アンケートへの返信
哲学カフェに参加いただいた方に匿名でのアンケート回答をお願いしています。
頂いたアンケートから今回の感想、批判、要望について可能な範囲でお応えしたいと思います。

 

(アンケ1)「参加して楽しめた、特に良かった、という点があればご自由にお書きください」

(回答1)発言せずとも色々〈聞ける〉ということが楽しかったです。 良かったのかどうかはわかりませんが、率先して自らが聞きたいことを聞ける人がいることにホッとしたような気もします。でなければ場が進まないとも思うので、当たり前ですが、意見を〈聞きたい〉人がいたり、意見を〈聞くだけ〉の人もいる、それが許される、ことが大切で守られるていると感じれたので、良い面だと思います。

(回答2)自分では思い付かない意見が聞けた事が面白かったです。そして発参加ではないので、座談会で個人個人とお話が出来て良かったです。

(回答3)人の話を聞くことができたことと、こういう機会がなければ集中して考えないだろうことについて、考えることができた。

(回答4)自分の考えを多く話せた点

(回答5)働く意味を考えさせられた。働くのは嫌という人がたくさんいてビックリしました。自分は家にいられない人間だから。人間関係は問題でも、働くこと自体は自分は好きだから。職場の人間関係と仕事自体はわけて考えた方が良い気がしました。


(アンケ2)「参加して楽しめなかった、改善してほしい、という点があればご自由にお書きください」

(回答1)人数に対しての時間が短いのか、 テーマに対しての時間が短いのか、

(運営)本質的なことについてじっくり話すには時間は足りないかもしれないですね。人数を調整すべきかはいつもとても悩んでいます。参考にしますね。ありがとうございます。

 

(回答2) あまり発言が得意でない方の考え方が充分にお聞きできなかった点(発言者が限られていた)

(回答3)うーん、初参加の人は緊張感あって話してくれないと思うからなにか対処方があると良いかな?

(運営)貴重な意見をありがとうございます。そうですね。確かに哲学カフェに参加してほとんど発言されない方もいますね。これについてはまずは参加された方が話せなかったのかどうか?そうだとしたらなぜ話せなかったのか?をきちんと理解するためにアンケートの項目を改善変更してより具体的に哲学カフェの状態を把握できるように努めていきたいと思います。というのも発言が少ない方が発言"しない"のか発言"できない"のかはその場ではなかなか判断が難しいです。発言したくてもできない、発言したいと思えない原因があるということだったらその問題は解決すべきですが、発言したいわけじゃなく聞くことを楽しみに来ているという場合はそれで問題はないと僕は思っています。無理に話さなくちゃいけない、ということはないし話したほうがいいというような雰囲気もあまり持ち込みたくないと思っています。全体的に話させるというのではなく個別の話しづらさを解消できたらいいなと思っています。

 

今回はここまで。次回の哲学カフェは4月16日(日)テーマは「大人になるとは?」です。

それでは。